第2回 コロナ×アート を開催しました
京町家勉強ごはん
第2回 コロナ×アート を開催しました!
INTRODUCTION
COVID-19の世界的な大流行が始まって、もうすぐ9か月。大学生であるyu-an youthメン バーにとって、ここまで生活が制限され、完全な教育が受けられない状況は初めてでした 。 そんな私たちは普段、芸術を学ぶ大学生です。歴史、哲学、さまざまな芸術分野に関し て先人たちが書いた書物を使って勉強していますが、その芸術も舞台芸術や音楽を中心に 、歴史的な局面に直面しているといえるでしょう。アーティストや関係者が経済的な大打 撃を受けているのと同時に、自由が制限された人間を励ます役割として、芸術が見直され ていることも事実です。 まさに今、芸術に何が起こっているのか。コロナ禍を通して変化する芸術に関して、若者の視点から考えます。
CONTENTS
テーマに対し過去・現在・未来といった枠組みでのアプローチを試み、各視点ごとに短いレクチャーの後ディスカッションを行いました!
・過去 〜ペストとルネサンス〜
中世に世界を襲った疫病・ペスト。
ペストが信仰や芸術に与えた影響を知り、アートと宗教の結びつきについて語りあいました。ヨーロッパでの生活経験者や、神社で働いていたご、ならではのお話も伺えました!
・現在 〜美術館、アーティスト、伝統芸能の支援事情/とりくみ〜
COVID-19の影響を大きく受けたアート・カルチャー。現状の課題や、それにたいする支援やとくりくみを紹介。国の助成金への申請のの難しさなど、イベント事業を行う当事者から見る課題も浮き彫りになりました。また日本と欧州におけるチャリティへの意識の違いなどもトークテーマにあがりました。
・未来 〜これからの美術館、現代アートについて〜
社会的距離の重要性が叫ばれる中、大きな集客数を目的としたメディア主催の大型企画展はどうなっていくか。コロナで急速に変化する社会の中で芸術家たちはどのようなアートを生み出すのか。
ディスカッションでは美術館に行けないからこそ知った建築の楽しみ、美術館に行けない人に向けた図録の充実度、中国でのアート×ゲーム事情など、参加者それぞれに新たな発見がありました。
今回はオンラインでの参加者が多く、京都から沖縄、愛知、新潟、東京まで!COVID-19 の影響による地方都市と首都圏との格差なども常々感じますが、逆に気軽にオンラインで繋がることができる時代なのだと実感しますが。新しく導入した機器のおかげでオフライン会場ともスムーズにやり取りを行うことができました。yu-an youth は世界中からのオンラインでのご参加をお待ちしております!
*来場者数の制限、オンラインサービスの活用、換気や除菌・清掃などの感染症対策を施した上での開催となっています。
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